「入学の日にあたって」 校長挨拶
@新入生の皆さん、高稜高校への入学、おめでとうございます。心からお祝いを申し上げます。
@新型コロナウィルス感染の拡大により、感染拡大防止と生徒の皆さんとご家族の健康を守るために、やむを得ず入学式はできませんが、今日付けで皆さんは、この高稜高等学校に入学いたしました。本校の教職員一同、皆さんの入学を心から歓迎いたします。
@そしてご家族の皆様、お子様のご入学、お慶びを申し上げます。本校教職員一同、保護者の皆様方と力をあわせて、三年間の高校教育に当たらせていただきます。何卒、よろしくお願い申し上げます。
@新入生の皆さん、本日入学式はできませんが、今日は皆さんにとって新たな出発の日です。高校生になり、自分自身が将来どのように生きていくか、ということを考える大切な毎日が始まりました。自分自身の人生をどう作り上げていくのか、そのことを考え、そのための準備を始める大切な日を迎えたのです。このことを心に留めて高校生活を始めてもらいたいと思います。
@本来ならば、今日から学校生活が始まるはずでしたが、新型コロナウィルスの拡大により、緊急事態宣言が福岡県にも出されました。これまで以上に厳しい状況になっています。学校で学ぶことができないことは、大変辛いことではありますが、現在の状況は多くの人の命に関わる非常に切迫した状況です。何よりも、感染拡大を防止することが最優先です。一人ひとりが気を引き締めて毎日を過ごすことが必要です。
@また、1年生の登校日を4月16日(木)としますので、その日にクラス担任の先生、クラスの同級生と会うことになります。当日は、短時間で必要最小限の連絡を行います。
@臨時休校期間が5月6日(水)までになりましたので、授業が始まるのは5月7日(木)の予定です。登校日に指示する内容(各科目の課題、スタディサプリの学習等)の他、既に持ち帰っている各科目の教科書を自分で少しずつ予習することも大切なことです。
@ところで皆さんの今の正直な気持ちはどんなでしょうか。「高校生活がとっても心配です。クラスで友達ができるだろうか?高校の勉強についていけるだろうか?」と思っているのかもしれませんね。本当にそうです。 不安や心配があるのが当然です。
@しかし、あまり心配し過ぎることはありません。熱心で心温かい先生方が待っています。不安や心配に負けないようにして、これから始まる輝く高校生活を期待してください。そして、自分の人生をどうするのか、そのことを自分で積極的に考えることが皆さん自身にとって、とても重要なのです。
@自分の未来に向かって、自分で決断し、行動し、自分の高校生活を創りあげるのです。なぜならば、あなたの人生の主人公は、あなた自身だからです。どうか、今日から始まる三年間、この高稜高校で、「輝く高校生活」を創りあげて欲しいと思います。
@この高稜高校には、皆さんを大きく成長させる、情熱と指導力にあふれた先生方が皆さんを待っています。本校の先生方は、皆さんが本気でぶつかってくるのを、楽しみに待っています。皆さんが本気で求めていけば、どこまでも、その声に応えてくれる先生方です。
@しかし、皆さんは、先生方からの声をただじっと待っているだけではいけません。自分から挨拶をし、先生方に質問し、積極的に学び、行動しなければならないのです。なぜならば、自分から行動することによってのみ、皆さんは、大きく成長できるからです。
@言うまでもなく、高校教育は義務教育ではありません。これまでの中学校教育とは違うのです。高校は、自らが求めて学ぶところなのです。そして、自らが自分の人生の目標を見つけるところなのです。三年間の高校生活を充実したものにできるか、できないかは、まさにあなた自身の行動にかかっているのです。
@改めまして、保護者の皆様にご挨拶を申し上げます。本日より卒業までの三年間、お子様をお預かりいたします。高校三年間は、人生の方向を決定する大切な三年間であり、悩みや苦しみが多い多感な青春期でもあります。
@私たち教職員は、生徒たち一人ひとりが、これから歩む道のりを自らの力でたくましく切り開いていけるように、誠心誠意、心を込めて日々教育に取り組む所存です。
@どうか、本校の教育方針をご理解していただきまして、ご支援とご協力をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
@さあ、新入生の皆さん、三年後の春、君たちが大きく成長し、それぞれの進路の夢をかなえて大きく羽ばたいていく日のために、私たち教師と力を合わせて頑張りましょう。
@君たちが「光り輝く、素晴らしい高校生活」を送ることを心から期待して、入学の日の挨拶とさせていただきます。
令和二年四月七日@@@@@@@@@@
@@@@学校法人若松学園 高稜高等学校
@@@@@@@@@@@校長 馬場園 茂生